血液感染する感染症の種類について

感染症にはさまざまな種類や感染経路がありますが、血液感染によるものは、どのくらいの種類があるのでしょうか。血液での感染症の主なものとしては、HIVやC型肝炎、B型肝炎、梅毒などがあげられます。 HIVは、血液感染のほか、精液、腟分泌液や母乳などからも感染するとされています。健康な皮膚を介して感染する可能性は低いのですが、ウイルスが粘膜や傷口に触れることで感染の可能性が高くなるとされています。献血の際の血液では検査が行われていますが、ウイルスの感染初期の血液では検査をすり抜ける恐れがあることが指摘されています。 C型肝炎は、血液感染が主な感染経路ですが、患者さんの半数にあたる人の感染経路は不明となっています。感染の原因として、過去に輸血を行ったり血液製剤の投与を行ったこと、消毒が不十分な器具での医療行為、ピアスの穴開けやカミソリの共有などが考えられるとされています。 B型肝炎は、血液感染のほか、医療行為や性交渉での感染、胎内や出産時に感染することもあるとされています。B型肝炎は感染してもウイルスが自然に消滅して慢性化しないことも多いといわれており、感染が持続している人の多くは、出産時に産道の出血を介して母親から感染したケースとされています。 梅毒は、トレポネーマという病原菌による起きる感染症で、感染原因の多くは、性行為の際に粘膜や傷から感染するものですが、出産時に血液感染したり、母乳で感染する場合もあります。ペニシリンで効果的な治療を行うことができるため、早めの受診が大切です。 血液感染する感染症にはいくつか種類があり、感染が持続すると重い症状を引き起こすことがあります。疑わしい場合には、早めに専門の医療機関を受診することが望まれます。